シリーズもの
面白い本を読み終えた時に、続きが読みたいと思うことは多いはずです。シリーズものはそんな願いを かなえてくれます。
このページではそんなシリーズものの本を紹介したいと思います。残念ながら、今では手に入らない ものもあるかもしれませんが、古本屋などで探せばあるかもしれません。場合によってはシリーズを まとめて売っていることもありますね。


デュマレストサーガ　（作品リスト）
銀河乞食軍団
亜愛一郎の狼狽

デュマレストサーガ(DUMAREST SAGA)
デュマレストサーガはアール・デュマレストが主人公のＳＦです。子どもの頃に飛び出した生まれ故郷を 探して旅する男。しかし誰もそんな星のことなど聞いたこともないという。その星の名は「地球」という。
宇宙を旅するには時間がかなりかかり、金のある者は「特等」という代謝を遅くする薬を使って 本人にとってのみかけの時間を遅くする方法で旅をする。そして金の無い者は「下等」いわゆる冷凍睡眠で旅をする。安いが危険、死亡率は１５％にもなる。

創元推理文庫からでていて、最初は月に１冊というかなりのハイペースでした。そのために翻訳も 一人ではなく数人でローテーションしていました。
そのことからもわかるように出版社は、かなり力を入れていたと思います。イラストもいいし、下敷きや ポスターを貰ったこともあります。
でも今では本屋でみかけることはまずありません。創元推理文庫は他の出版社で絶版になった物を 出したりもするので好きなのですが残念です。


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デュマレストサーガ作品リスト 

　　　　　タイトル　　　　　　　　訳者

　１　嵐の惑星ガース　　　　　　蒲田三平　　１９６７
      ＴＨＥ　ＷＩＮＤＳ　ＯＦ　ＧＡＴＨ

　２　夢見る惑星フォルゴーン　　大西　憲　　１９６８
      ＤＥＲＡＩ

　３　迷宮惑星トイ　　　　　　　坂井昭伸　　１９６９
      ＴＯＹＭＡＮ

　４　共生惑星ソリス　　　　　　佐治弓子　　１９６９
      ＫＡＬＩＮ

　５　キノコの惑星スカー　　　　蒲田三平　　１９７０
      ＴＨＥ　ＪＥＳＴＥＲ　ＡＴ　ＳＣＡＲ

　６　聖なる惑星シュライン　　　大西　憲　　１９７１
      ＬＡＬＬＩＡ

　７　科学惑星テクノス　　　　　坂井昭伸　　１９７２
      ＴＥＣＨＮＯＳ

　８　植民惑星ドラデア　　　　　沢　真里子　１９７２
      ＶＥＲＵＣＨＩＡ

　９　幻影惑星トーマイル　　　　蒲田三平　　１９７３
      ＭＡＹＥＮＮＥ

１０　誘拐惑星オウレル　　　　　大西　憲　　１９７３
      ＪＯＮＤＥＬＬＥ

１１　流血惑星チャード　　　　　坂井昭伸　　１９７４
      ＺＥＮＹＡ

１２　テクノ惑星カモラード　　　沢　真里子　１９７５
    　ＥＬＯＩＳＥ

１３　秘教の惑星ナース　　　　　蒲田三平　　１９７５
    　ＥＹＥ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＺＯＤＩＡＣ

１４　虚像惑星バラドーラ　　　　佐治弓子　　１９７６
    　ＪＡＣＫ　ＯＦ　ＳＷＯＲＤＳ

１５　悪夢の惑星ホーガン　　　　大西　憲　　１９７６
    　ＳＰＥＣＴＲＵＭ　ＯＦ　Ａ　ＦＯＲＧＯＴＴＥＮ　ＳＵＮ

１６　野望の惑星ハラルド　　　　沢　真里子　１９７７
    　ＨＡＶＥＮ　ＯＦ　ＤＥＲＫＮＥＳＳ

１７　死霊の惑星ザキム　　　　　蒲田三平　　１９７７
    　ＰＲＩＳＯＮ　ＯＦ　ＮＩＧＨＴ

１８　希望の惑星アス　　　　　　大西　憲　　１９７８
      ＩＮＣＩＤＥＮＴ　ＯＦ　ＡＴＨ

１９　砂漠の惑星ハージ　　　　　沢　真里子　１９７９
      ＷＥＤ　ＯＦ　ＳＡＮＤ

２０　死客の惑星ヒアカーヌ　　　佐治弓子　　１９７８
    　ＴＨＥ　ＱＵＩＬＬＩＡＮ　ＳＥＣＴＯＲ

２１　空想惑星エリスン　　　　　蒲田三平　　１９７９
    　ＩＤＵＮＡ´Ｓ　ＵＮＩＶＥＲＳＥ

２２　秘薬の惑星エリシウス　　　大西　憲　　１９８０
    　ＴＨＥ　ＴＥＲＲＡ　ＤＡＴＡ

２３　異形の惑星クルディップ　　大西　憲　　１９８０
    　ＷＯＲＬＤ　ＯＦ　ＰＲＯＭＩＳＥ

２４　天翔ける惑星ザブル　　　　蒲田三平　　１９８１
    　ＴＨＥ　ＴＥＲＲＩＤＡＥ

２５　女帝の惑星ジュールダン　　大西　憲　　１９８２
    　ＴＨＥ　ＣＯＭＩＮＧ　ＥＶＥＮＴ

２６　真珠の惑星サカウィーナ　　沢　真里子　１９８１
    　ＮＥＣＴＡＲ　ＯＦ　ＨＥＡＲＥＮ

２７　鳥人の惑星ヘブン　　　　　蒲田三平　　１９８２
    　ＥＡＲＴＨ　ＩＳ　ＨＥＡＶＥＮ

２８　超能力惑星バーツ　　　　　佐治弓子　　１９８３
    　ＭＥＬＯＭＥ

２９　遊民の惑星ライカン　　　　大西　憲　　１９８４
    　ＡＮＧＡＤＯ

３０　生命の惑星カスケード　　　大西　憲　　１９８４
    　ＳＹＭＢＯＬ　ＯＦ　ＴＥＲＲＡ

３１　最後の惑星ラニアン　　　　大西　憲　　１９８５
　　　ＴＨＥ　ＴＥＭＰＬＥ　ＯＦ　ＴＲＵＴＨ

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銀河乞食軍団
日本の誇るスペースオペラです。本編１７巻、外伝４巻がハヤカワ文庫からでています。
<星海>星系基地司令官だったジェリコ・ムックホッファ中将が、わけあってその地位をなげうち、 連邦宇宙軍少佐でオデッセウス級巡航宇宙艦の機関長のロケ松らと辺境の星系の<星涯>で 星海企業という宇宙・航空機の解体修理屋を開いた。そして資本家と星系軍と星系警察ばかりが 威張り返り、不正と無法がまかり通るなか、ひどい身なりでおんぼろ船を乗りまわして、 腐りきった星系政府や弱い物いじめを当然と心得る大手相手にいつも突っぱらかってる仕事ぶりが 人気を呼んで、世間の人々は彼らのことを、名付けて、<銀河乞食軍団>。
そしてある時、そこに助けを求めてきた少女がきっかけで宇宙全体を巻き込む大事件に巻き込まれて いく。という話なんですが、話のテンポの良さ、面白さ以上に細かい設定やメカの描写がいいんです。 それにこういう話の場合、そもそも何で連邦軍を辞めたのかとかの説明がないままなんですがそれも 話が進むとちゃんとわかるようになってるんです。


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亜愛一郎の狼狽
亜愛一郎が日本で一番の名探偵であることはまず間違い無い。もし五十音順に並べたらの話だが。 ちなみに亜が苗字で、愛一郎が名前である。
３冊のシリーズで「狼狽」「転倒」「逃亡」となっている。シリーズの終わらせ方もなかなかいい。
ところで、以前は角川文庫で出ていたのだが、今は創元推理文庫から出ている。 表紙の写真は創元文庫版もの。ところで創元推理文庫は翻訳物でもないのに英語の題をつけている。 だれが考えているのかな。
英語の題はハヤカワ文庫のグインサーガシリーズなんかもそうだがこれは作者の趣味らしい。


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